[OpenBSD] よく聞く日本語環境って何?何がどうなることで日本語環境が整っていると言っているのか?
Unix 系 OS の設定に関するブログ等を読んでいると、日本語環境の設定について書かれているものをよく目にします。
しかし、「何をもって日本語環境が整ったというのか」について曖昧な説明が多い、もしくはそれに言及しているブログが少ないと感じていました。
単に「こうすれば日本語環境ができます」的な文章が多いという感じですね。
そこで今日は、「何と何ができるようになったから日本語環境が整ったと言うのか」について書いておこうと思います。
ただしこれは、「GUI 操作を使わない OpenBSD において、且つこの OpenBSD を ssh で他ホストからログインして使う場合においてのみ」という前提があることをご理解の上、読み進めてください。
以下4つができることを持って、僕の OpenBSD は日本語環境ができあがっていると定義しています。
- cat や more コマンドで日本語を含んでいるファイルを開いても文字化けしない。
- エディターで開いても文字化けしない。
- エディターで日本語の入力ができる。
- コマンドラインで日本語の入力ができる。
どのように上記4つの日本語環境を作ったのか?
やったのは2つだけです。
- 環境変数 LANG を ja_JP.UTF-8 に設定する
- vim をインストールする
それぞれの内容は以下の記事に書いています。
[OpenBSD] ファイルの中にある日本語が文字化けするのを回避する設定
[OpenBSD] VIM をソースからコンパイルしてインストールする
上記4つの日本語環境にのところで「エディター」と書いていますが、これは vim のことです。
vim をインストールしただけで日本語を含んだファイルを開いても文字化けしないことが確認できました。vi では文字化けします。
だから今後はエディターは vi を使わず vim を使うことにしようと思います。
あと前提のところで他ホストから ssh でログインして使うと書いていますが、この他ホストというのは MacBook Air です。他の OS から OpenBSD に ssh でログインしての動作は確認していません。
でも多分どの OS からログインして使うにしても、その OS に日本語入力環境が整っていれば大丈夫な気はします。