[RTX1100] WAN 側インタフェースに グローバル IP とプライベート IP の両方を割り振る。

RTX1100 の WAN 側インタフェースにプロバイダーの固定 IP アドレスを設定すると、インターネットの速度が遅くなったようです。

プロバイダーの固定 IP アドレスを使うために有料のオプションプランに加入しましたので、これで速度が遅くなるという事実があるのだとしたら無視できないと思い、調査を始めようとしています。

まずここまでの状況を整理します。

1.当方が使用しているプロバイダー契約はオプションに加入しない場合、グローバル IP アドレスが付与されず、192.168.10.0/24 のプライベート IP がプロバイダーの DHCP サーバから動的に割り当てられる。

2.L2TP/IPSec に対応した VPN サーバを構築するためには、グローバル IP アドレスが必要なためこれでは困る。

3.プロバイダーの固定 IP が使用できる有料プランに申し込んだ。

4.有料プランに申し込んだ後、プロバイダーから指定された固定 IP を RTX1100 に設定した。

5.いろいろなインターネットスピード計測サイトを利用すると、固定 IP を使い始めてから速度がかなり遅くなった印象を受けている。

以上の経緯から、RTX1100 で固定 IP を使う設定、使わない設定の両方でインターネットの速度計測をしたいと思い、RTX1100 のコンフィグをどのようにするか考えました。

ヤマハルータのコマンドリファレンスを見ると、セカンダリ IP アドレスを 設定できることがわかったので、WAN 側インタフェースに2つ目の IP を設定します。※セカンダリ IP アドレスとは1つのインタフェースに IP を2個割り当てることです。

具体的には、

  • WAN 側インタフェースである lan3 にグローバル IP アドレスを静的に設定する
  • 同じく lan3 にプライベート IP を DHCP で動的に設定する

グローバル IP は、すでに lan3 に設定されているので、lan3 に DHCP の設定を追加します。

# ip lan3 secondary address dhcp

これでプロバイダーの DHCP サーバからの IP も lan3 に設定され、グローバル IP とプライベート IP が割り当てられます。DHCP で設定するアドレス=プライベート IP がセカンダリーアドレス(2番目のアドレス)になります。

グローバル IP を使うのか?プライベート IP を使うのか?の制御は、IP マスカレードの設定で行います。現状は、

nat descriptor address outer 1 primary

が入っています。この設定では、IP マスカレードでプライマリーアドレス=グローバル IP が使用される設定になっています。これを変更するには下記コマンドを実行します。

nat descriptor address outer 1 secondary

こうすると、セカンダリーアドレスが IP マスカレードで使用されるようになります。この時のコンフィグは以下のようになっています。

# show config
ip route default gateway 11.22.33.254
ip lan1 address 10.1.0.1/24
ip lan2 address 172.16.1.1/24
ip lan3 address 11.22.33.44/24
ip lan3 secondary address dhcp
ip lan3 nat descriptor 1
nat descriptor type 1 masquerade
nat descriptor address outer 1 secondary
dhcp service server
dhcp scope 1 10.1.0.2-10.1.0.254/24
dns server 8.8.8.8 8.8.4.4
schedule at 1 */* 01:00 * ntpdate ntp.nict.jp syslog
schedule at 2 */* 13:00 * ntpdate ntp.jst.mfeed.ad.jp syslog
#

※グローバル IP アドレスとデフォルトゲートウェイの値は書き換えています。

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