【さくらの VPS】Ubuntu にインストールした SoftEther VPN サーバーを自動起動させる設定
前書き
この投稿で触れる内容は、IPv6 インターネットに接続された SoftEther VPN サーバー (以下 VPN サーバーと略すことあり) を作る工程のひとつです。すでに VPN サーバーがインストールされ、VPN サーバーとしての設定が終わっていることを前提にしています。
VPN サーバーをインストールした OS は Ubuntu で、この Ubuntu は さくらインターネット の VPS 上で稼働しています。
自宅パソコンから Ubuntu に ssh でログインして VPN サーバーが OS 起動時に自動起動するための設定を行います。Ubuntu のバージョンは 20.04 で、systemd を使って自動起動するように設定します。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.4 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04.4 LTS"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
$
参考情報
過去に書いた投稿を参考にします。
VPN サーバーを自動起動させる設定
ユニットファイルの作成
/etc/systemd/system ディレクトリに VPN サーバーを起動するための定義ファイル (ユニットファイル) を作る。
$ cd /etc/systemd/system $ sudo vi softether.service --- vi の操作は省略 ---- $ ls -l softether.service -rw-r--r-- 1 root root 215 Jun 11 17:20 softether.service $ cat softether.service [Unit] Description=SoftEther VPN Server After=network.target [Service] Type=forking ExecStart=/usr/local/vpnserver/vpnserver start ExecStop=/usr/local/vpnserver/vpnserver stop [Install] WantedBy=multi-user.target $
ユニットファイルを有効にする
以下のように systemctl コマンドでユニット (softether) を有効化する。
$ sudo systemctl enable softether Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/softether.service → /etc/systemd/system/softether.service. $ sudo systemctl list-unit-files --type=service | grep softether softether.service enabled enabled $
VPN サーバーが自動起動したことを確認する
Ubuntu を再起動させたあと VPN サーバーのプロセス x2 が起動するかどうか確認しよう。
$ uptime 17:29:48 up 0 min, 1 user, load average: 0.41, 0.16, 0.05 $ ps -ef | grep vpn root 572 1 0 17:29 ? 00:00:00 /usr/local/vpnserver/vpnserver execsvc root 573 572 0 17:29 ? 00:00:00 /usr/local/vpnserver/vpnserver execsvc nobi 745 741 0 17:29 pts/0 00:00:00 grep vpn $
上記のようになればオーケーです。
