VPNサーバーを立ててみて、どこからアクセスが来たか?
これ ↑ は、SoftEther VPNサーバーが出力したログファイルです。ちょっと見にくいかもしれませんが日付ごとにログファイルが作成されていることがわかるでしょうか。
このログファイルを見ると、どういうところからアクセスが来てVPNサーバーを使ってくれたのかを確認することができます。
いろんな国からアクセスがありました。思った以上にVPNの需要は世界的に高いのかもしれません。
中国はグレートファイアウォールと呼ばれる検閲システムがありますのですぐに想像できると思うんですが、意外と韓国や台湾からのアクセスも多いです。
あとはアジアだとベトナム、タイ。フィリピンも少し。そして日本からのアクセスもありました。
海外からのアクセスに関しては、海外からだとアクセスできないサイトを見るために使われたんだろうと思います。国家による検閲システムがなくてもアクセスができないケースがあります。これはアクセスを受けるサーバー側で海外からの閲覧を許可しない設定がされているような場合に起こります。
日本からアクセスがあったものは恐らくIPを変えてどこかにアクセスしたかったか、公衆無線LANのセキュリティ強化ではないかと思います。
公衆無線LANは、パスワードなしで接続できるものがありますがあれは暗号化されていない通信なのでセキュリティレベルが低いとされています。
だからその暗号化されていない通信をVPNを使って暗号化することでセキュリティを上げることができる。そのように考えた人が使った結果なんじゃないかと思います。
VPNの概念は広いものですがVPN Gateで実現している機能(サービス)としては、
- 検閲システムをバイパスする(スルーする)
- 自分の居場所からだとアクセスできないサイトにIPを変えてアクセスする
- IPを意図的に変化させてからどこかにアクセスする
- 公衆無線LANのセキュリティレベルを上げる
が多いと思います。