[SoftEther VPN] VPN クライアントの仮想 NIC に固定 IP を割り当てる方法
前書き
これは案外簡単でした。
SoftEther VPN クライアントの設定をしている Peppermint のパソコン (岡山の実家にある) の仮想 NIC に固定 IP を振りたくなりました。
やりかたとしては /etc/network/interfaces を変更するだけでいけました。
変更前の /etc/network/interfaces
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) auto lo iface lo inet loopback allow-hotplug vpn_to_hgsnkn iface vpn_to_hgsnkn inet dhcp
vpn_to_hgsnkn が VPN クライアントの仮想 NIC です。
DHCP サーバで IP を自動割当していた時の設定です。
変更後の /etc/network/interfaces
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) auto lo iface lo inet loopback allow-hotplug vpn_to_hgsnkn iface vpn_to_hgsnkn inet static address 10.1.0.232 netmask 255.255.255.0 dns-nameservers 8.8.4.4 8.8.8.8
vpn_to_hgsnkn に固定 IP を割り当てる設定です。
10.1.0.232/24 という IP にしました。
ついでにグーグルの DNS を使うように指定しました。
ポイントはデフォゲを書かないことです。
デフォゲが 2 つあるとおかしくなることが多い
以下が Peppermint のルーティングテーブルです。
$ netstat -rn
Kernel IP routing table
Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface
0.0.0.0 192.168.0.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 wlan0
10.1.0.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 vpn_to_hgsnkn
172.16.1.0 10.1.0.1 255.255.255.0 UG 0 0 0 vpn_to_hgsnkn
192.168.0.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 wlan0
$
192.168.0.1 がデフォゲになっています。
192.168.0.0/24 のネットワークは、実家の LAN 側ネットワークです。実家にあるブロードバンドルーターに 192.168.0.1 が設定してあります。
Peppermint は VPN サーバー側のネットワークと通信するときだけ 10.1.0.1 にパケットを投げてくれれば良いのでデフォゲは実家のブロードバンドルータのままでオーケーというわけです。
10.1.0.1 をデフォゲにすることもできますが、それをやると Peppermint のパソコンは普通にネットサーフィンするようなときもいちいち VPN サーバー側にパケットを投げることになります。
ヤフーのページを開くために、岡山から東京の僕の自宅 = VPN サーバーを経由してヤフーのページにアクセスすることになります。
これは無駄だということですね。