さくらインターネット、生成 AI 用クラウドサービスの報道で株価が跳ねた!

僕は さくらインターネットの VPS と レンタルサーバーを使っている。このブログも さくらのレンタルサーバー 上で稼働している。

そのさくらインターネットがニュースで大きく取り扱われた。生成 AI 用のクラウドサービスを石狩データセンターに整備して提供を開始することがアナウンスされたからだ。

さくらインターネット、生成AI向けクラウドサービス開始へ 〜NVIDIA H100 GPUを搭載した2EFの大規模クラウドインフラを石狩データセンターに整備〜

NVIDIA の H100 Tensor コア GPU を 2000 個以上使った AI 基盤を作り、それをクラウドサービスとして提供するということのようだ。

僕は IT インフラの仕事、具体的にはネットワークエンジニアという専門職に就いていますが、日本企業がこの領域 (ひとことでいうとパブリッククラウド) を強化してほしいと思っているので嬉しいニュースだった。

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クラウド (IaaS もやっているところ) といえば、AWS, GCP, Azure の 3 つがすぐに思い浮かびますが、日本企業で頑張っている会社が何社あるだろうか。どこの会社も AWS, GCP, Azure を「使う」ことに一生懸命だが、それを「作ろう」とする会社は皆無ではないだろうか。

GAFAM の圧倒的物量には敵わないことは明白だと僕も思っていますが、それでもこの日本で取り組んでいる会社は貴重だと思っている。

VPS に関してもレンタルサーバーに関しても僕は色んな会社のサービスを使ったことがありますが、今はほぼさくらインターネットに一本化しているのは、圧倒的にスケールで負けているクラウド分野に粘り強く取り組んでいるからだ。

レンタルサーバーに関しては X Server が強いみたいだけど、だからといって今のところ X Server を使うつもりはないかな。

日本は EU 各国などと比較すると AI 利用の規制にはあまりうるさくないようだから、各国が二の足を踏んでいるときに優位性を確保してほしいものだ。

と、この記事を書いているときに GPUSOROBAN なるサービスを提供している会社 (石川県にある 株式会社ハイレゾ ) があることを発見した。

NVIDIA の GPU を使ったクラウドサービスとして提供していて、この GPU クラウドサービスに特化しているためか、ハイパースケーラー (前述の AWS, GCP, Azure) と比較して安く提供できているそうだ。

データセンターも GPU サービスに特化して設計されていて、それで低料金を実現しているっぽい。比較的寒いエリアにデータセンターがあるせいか、電気代も多少は安く運営することができるのだろうか。こういう会社にも頑張って欲しい。


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