CentOS 7 にインストールした SoftEther VPN サーバの管理パスワードを設定して仮想 HUB を作る方法
なぜ SoftEther VPN サーバの管理パスワードが必要なのか?
管理パスワードを知らない人は SoftEther VPN サーバの設定ができません。だからこれを最初に設定してやる必要があります。
CentOS にログインして SoftEther VPN サーバに管理権限で接続する
CentOS にログインして vpncmd コマンドを使用します。
$ cd /usr/local/vpnserver/ $ ls -l vpncmd -rwx------. 1 root root 4616241 4月 29 20:37 vpncmd $ sudo ./vpncmd vpncmd コマンド - SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd コマンド) Version 4.22 Build 9634 (Japanese) Compiled 2016/11/27 15:23:56 by yagi at pc30 Copyright (c) SoftEther VPN Project. All Rights Reserved. vpncmd プログラムを使って以下のことができます。 1. VPN Server または VPN Bridge の管理 2. VPN Client の管理 3. VPN Tools コマンドの使用 (証明書作成や通信速度測定) 1 - 3 を選択: 1 接続先の VPN Server または VPN Bridge が動作しているコンピュータの IP アドレスまたはホスト名を指定してください。 'ホスト名:ポート番号' の形式で指定すると、ポート番号も指定できます。 (ポート番号を指定しない場合は 443 が使用されます。) 何も入力せずに Enter を押すと、localhost (このコンピュータ) のポート 443 に接続します。 接続先のホスト名または IP アドレス: サーバーに仮想 HUB 管理モードで接続する場合は、仮想 HUB 名を入力してください。 サーバー管理モードで接続する場合は、何も入力せずに Enter を押してください。 接続先の仮想 HUB 名を入力: VPN Server "localhost" (ポート 443) に接続しました。 VPN Server 全体の管理権限があります。 VPN Server>
ここまでで SoftEther VPN サーバを設定できる状態(管理モードでつながっている状態)になっています。ここから操作していくわけです。
管理パスワードを設定する
ServerPasswordSet コマンドで管理パスワードを設定します。
VPN Server>ServerPasswordSet ServerPasswordSet コマンド - VPN Server の管理者パスワードの設定 パスワードを入力してください。キャンセルするには Ctrl+D キーを押してください。 パスワード: ********** 確認入力 : ********** コマンドは正常に終了しました。 VPN Server>
以上で管理パスワードの設定ができました。一度ログアウトしてパスワード入力を確認してみます。
VPN Server>exit $ sudo ./vpncmd [sudo] password for nobi: vpncmd コマンド - SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd コマンド) Version 4.22 Build 9634 (Japanese) Compiled 2016/11/27 15:23:56 by yagi at pc30 Copyright (c) SoftEther VPN Project. All Rights Reserved. vpncmd プログラムを使って以下のことができます。 1. VPN Server または VPN Bridge の管理 2. VPN Client の管理 3. VPN Tools コマンドの使用 (証明書作成や通信速度測定) 1 - 3 を選択: 1 接続先の VPN Server または VPN Bridge が動作しているコンピュータの IP アドレスまたはホスト名を指定してください。 'ホスト名:ポート番号' の形式で指定すると、ポート番号も指定できます。 (ポート番号を指定しない場合は 443 が使用されます。) 何も入力せずに Enter を押すと、localhost (このコンピュータ) のポート 443 に接続します。 接続先のホスト名または IP アドレス: サーバーに仮想 HUB 管理モードで接続する場合は、仮想 HUB 名を入力してください。 サーバー管理モードで接続する場合は、何も入力せずに Enter を押してください。 接続先の仮想 HUB 名を入力: パスワード: ********** VPN Server "localhost" (ポート 443) に接続しました。 VPN Server 全体の管理権限があります。 VPN Server>
上記「接続先の仮想 HUB 名を入力:」の後にパスワードを聞かれました。ここに先程設定したパスワードを正しく入力すれば、SoftEther VPN サーバへの管理アクセスができるというわけです。
仮想 HUB を作成する
HubCreate コマンドを実行します。
VPN Server>HubCreate HubCreate コマンド - 新しい仮想 HUB の作成 作成する仮想 HUB の名前: Hgsnkn_VPN_HUB1 パスワードを入力してください。キャンセルするには Ctrl+D キーを押してください。 パスワード: ********** 確認入力 : ********** コマンドは正常に終了しました。 VPN Server>
以上で作成出来ました。
HubList コマンドを実行すると、仮想 HUB を確認することができます。
VPN Server>HubList HubList コマンド - 仮想 HUB の一覧の取得 項目 |値 ----------------+------------------- 仮想 HUB 名 |DEFAULT 状態 |オンライン 種類 |スタンドアロン ユーザー |0 グループ |0 セッション |0 MAC テーブル |0 IP テーブル |0 ログイン回数 |0 最終ログイン日時|2017-04-29 21:23:24 最終通信日時 |2017-04-29 21:23:24 転送バイト数 |0 転送パケット数 |0 ----------------+------------------- 仮想 HUB 名 |Hgsnkn_VPN_HUB1 状態 |オンライン 種類 |スタンドアロン ユーザー |0 グループ |0 セッション |0 MAC テーブル |0 IP テーブル |0 ログイン回数 |0 最終ログイン日時|2017-04-30 19:34:46 最終通信日時 |2017-04-30 19:34:46 転送バイト数 |0 転送パケット数 |0 コマンドは正常に終了しました。 VPN Server>exit $
作業の流れ、切りが良いので一旦作業終了にします。
ここから先の設定は GUI 操作で実施したいと思います。次の記事で書いていきます。