[OpenBSD] Linux の yum や apt のようなパッケージ管理システムを使えるようにする。
OpenBSD をレッツノートにインストールしましたが、Linux では普通に入っているような便利なソフトがあまりインストールされないようです。
これがセキュリティを重視した OpenBSD の特徴でしょうか。余計なものは極力入れない。この硬派な考え方がけっこう好きだったりします。だから OpenBSD を使ってみたくなったんですけどね。
ただ、これから本格的に使っていくにあたってソフトをいくつかインストールしていく必要が出てくるでしょう。そこで Linux ではおなじみの yum や apt のようなパッケージ管理ツールがないかと思ったところ、
- pkg_info
- pkg_add
- pkg_delete
といったコマンドが標準で用意されていました。しかし、これだけでは上手く使うことはできません。
使えない具体的な例は、pkg_add で何かをインストールする場合、どこからそのパッケージを取ってくるか?がデフォルトインストールしただけでは未定義です。だからこれを定義してやる必要があります。
環境変数 PKG_PATH を .profile に追記する
OpenBSD のパッケージ管理では PKG_PATH という環境変数を使うのでこれを定義すれば大丈夫です。コマンドとしては、
export PKG_PATH=ftp://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/5.7/packages/`machine -a`/
です。
これをホームディレクトリの .profile に追記しておきます。
sudo を実行できるよう /etc/sudoers を編集する
pkg_add を実行する際、ルート権限があることを求められますので一般ユーザでパッケージ管理を行うためにはそのユーザにルート権限を付けてあげる必要があります。
su – で root になり、visudo コマンドで /etc/sudoers を編集します。
/etc/sudoers の
# User privilege specification
root ALL=(ALL) SETENV: ALL
の直ぐ下に
hoge ALL=ALL
を追記することでユーザ hoge は全てのコマンドが sudo 付きで実行できるようになります。