さくらの VPS を買い増しして Ubuntu 24.04 をセットアップしてみた話

前書き

Web アプリを作りたくなって さくらの VPS を追加契約して Ubuntu をセットアップすることにしました。

以下のスクショは 2024 年 6 月の さくらインターネット の請求書です。

青でマークしてあるところがさくらの VPS 契約 x2 です。1G プランが 2 つです。1G プランの 1G っていうのは、メモリー 1G から来ています。(赤でマークしているのは さくらのレンタルサーバー です)

今 さくらの VPS で契約している 1G プラン 2 つはどっちも負荷が高い状態なので 2G プランを追加で申し込もうと思った次第。

以下は僕がいま使っている 1G プランの Ubuntu 20.04 の vmstat 実行結果です。物理メモリーが少なくてスワップが発生していることがわかります。IO の負荷が高い状態です。このために今ある VPS に Web アプリを作るのではなくて別プランを追加で買おうと思ったという話。

以前書いた以下の記事も参考にしながら新たに さくらの VPS に申し込んでみようと思います。

さくらインターネットの VPS (Linux の仮想専用サーバー) の申し込み方法

さくらの VPS に申し込む

申し込みページ にアクセスしたら、

  • “Linux から選ぶ” を選んで
  • “Ubuntu” を選んで
  • “2G プラン” を選んで、
  • バージョン “24.04 amd64” を選んで
  • “毎月払い” を選んで

っという風に進めていきます。

手数料が 2,200 円かかるもののストレージ容量を 100 GB -> 200 GB に増やせるようなので選ぶことにしました。

そして、リージョンで “石狩第 1” を選びました。月額が 110 円安いから、というだけの理由です。そうすると、月額 1,738 円 の表示に変わりました。

管理ユーザーのパスワードを設定します。“自動生成したパスワードを使う” を選択してそれを使うことにしました。

この管理ユーザーのパスワードは変更できます。詳しくは、さくらインターネット公式ドキュメントの パスワード変更 のページを見ればわかるでしょう。

管理ユーザーの名前は変更できず ubuntu を使う必要があるようです。

SSH キー設定は後で自分でやりたいのでここではノータッチで進めていきます。

次が Ubuntu のスタートアップスクリプトです。契約申込みのときにこれが指定できるのであとの Ubuntu 設定が楽になりますね。

初回起動時にパッケージ更新するようにしたのと、日本語環境 ja_JP.UTF-8 に変更することにしました。キーボード配列は US 配列に変更しないことにしました。

VM 内部のファイアウオール機能は “有効化しない” を選びました。これは好みの問題もありますが、僕は VM 内部のファイアウオール (Ubuntu の場合は ufw) を使わず、さくらの VPS に搭載されているパケットフィルタ機能を使うほうが今は良いと感じているので ufw は使わないことにしました。パケットフィルタ機能は後で さくらの VPS の管理画面にログインして設定できるのでそれで良いって考え方です。

ウェブ管理インタフェース Cockpit はインストールしないことにしました。使ったことないし不要かと思ったので。

IPv6 は有効化しました。これは有効化しておいたほうがあとあと良いかなあと思ったので。

スワップは 3GB にしました。物理メモリーと同じサイズの 2GB か、物理メモリーの 2 倍の 4GB か、で迷ったので間を取って 3GB にしました。

Snappy というパッケージ管理ツールはインストールしないことにしました。これも知らないし、要らないかなと思ったので。

あとは、SELinux は Ubuntu に関係ないのでインストールしないにして、カーネルクラッシュダンプは有効化せずで、タイムゾーンは Asia/Tokyo にしました。

画面の右下で、ここまでの選択から計算された初回請求金額が表示されています。

初回は月額料金 1,738 年 x 2 ヶ月分の引き落としと、ストレージ容量を増やした 2,200 円を合わせた 5,676 円になりました。

次は支払いの設定です。

支払いの設定

僕はすでに さくらインターネット のユーザーですので、ログイン画面が表示されてログインしました。

支払いパターンは “毎月払い” にして、支払い方法は “クレジットカード” にしました。2 週間お試しで使うこともできるんですが、解約することは考えていないのでお試しは “利用しない” にしました。

クーポンコードを持っている場合はそれを入力することで割引が受けられるようです。僕は持っていなかったので未記入にして進めました。

以下のように支払金額の確認ができます。合計の金額をちゃんと確認して進めました。

支払金額の確認の下に、管理ユーザーの設定の確認と、約款の確認があり、“同意する” にチェックを入れたら “お支払いを確定する” をクリックして手続きは終わりです!

申し込んだあとは

以下の画面が表示されます。

サーバー (Ubuntu) にログインして Web アプリを作っていくのですが、その前に OS としての全般的な設定を行う必要があります。そのために必要なログイン情報 (ssh ログイン) の確認ができます。

-> このサーバーの TCP 22 番ポート (ssh) あての通信はパケットフィルターの設定で許可される設定になります。

“許可する送信元 IP アドレス” が「すべて許可する」になっているので、管理ユーザーを使ってインターネット側から ssh でログインできる状態になっています。まずは基本設定をインターネット側から ssh ログインして設定していけばよいでしょう。

ssh の許可を特定の送信元 IP アドレスのみにするとか、管理ユーザーでは ssh でログインできないようにするとか、そういうのは後から行います。

画面下部に “サーバー 一覧へすすむ” ボタンがあり、これをクリックすると申し込み済みのサーバー (VPS) を確認することができます。

この画像には 3 つのサーバーがあり、一番上の 2G プランのものが今回追加申し込みした VPS です。”状態” が「停止中」なので稼働していない状態です。このためサイバーアタックとか受ける心配はありません。

サーバーを ON にする

サーバーを ON にする場合は ON にしたいサーバーのサーバー名 (上記 Ubuntu 24.04 amd64 石狩第1 2G) をクリックします。

そうすると以下の画面に遷移します。

サーバーを ON にする前に、Ubuntu 24.04 amd64 石狩第1 2G というサーバー名を修正しようと思います。「編集」をクリックすると好きなサーバー名に変えることができます。

サーバー名を変更する

何でも良かったのおですが、石狩 Ubuntu 2G という名前に変えておきました。

サーバーを ON にするには、[電源操作] のところで “起動する” を選べばオーケーです。

以下の画面が標示されるので “実行” をクリックします。

“稼働中” の表示に変われば ON になっています。

サーバーを OFF にする

以下のように、[電源操作] から “シャットダウン” を選べばオッケーです。

サーバー上で特に何も稼働させていなければ、数秒から 10 秒もあれば停止が完了するのではと思います。



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