アクセス急増で WordPress ブログがダウンしたので CDN を導入してみた話
前書き
昨年 (2021 年) 12 月中頃、このブログに何かのはずみでアクセスがめっちゃ急増したことがあります。その時 (約 2-3 日の間)、ブログが表示されなくなって困った状況になった。
それがきっかけで CDN (Content Delivery Network) を WordPress ブログの前段に構成し、急なアクセス増加にも耐えられるように変更した。
それ以降、アクセスが急増したことがないので本当に急なアクセス増に耐えられるかどうかは未確認だが、方法について書き残すことは誰かの役に立つと考えられるので記しておこう。
構成
もともとは、さくらのレンタルサーバー に WordPress をインストールして使っているだけの構成だった。
これを CDN + さくらのレンタルサーバー という構成に変えた。CDN は、同じくさくらインターネットの ウェブアクセラレータ だ。
ウェブアクセラレータを選んだ理由
理由は単純で、スモールスタートが可能だったから。公式サイトには以下のように書かれている。
クラウドのアカウント毎に500GiB分の無償利用枠が用意されます。
つまり、ウェブアクセラレータを経由するトラフィック (通信量のこと。「量」ね、「料」じゃなくて) が、500 ギガまでならお金がかからないのだ。だからウェブアクセラレータを選んだ。「とりあえず導入しとくか」と思って。すぐに 500 ギガ使っちゃうことはないと思うので様子見ながら使ってみようかなと。
僕が使ってるレンタルサーバー (さくらのレンタルサーバー) はスタンダードで、月額 524 円のプランです。ケチケチで使っています。だからアクセス急増に耐えられなかったと考えている。
だから、CDN も安いものを!と思って探していたら、500 ギガまでは無料のウェブアクセラレータが見つかったというわけです。
CDN 導入に当たって意識しておくべきこと
- 僕のように WordPress だけを使っている状態から CDN を導入しようと検討し始めたときに意識しておくべきことは、ダウンタイムなしで構成を変えることは難しいということ。Web 関連の知識が豊富であってもなかなか難しいと思われる。だから 1 日や 2 日はブログが見れない、使えない状態になることも覚悟しておこう。
- CDN 導入は技術的に簡単な話ではないこと。僕は IT インフラ、具体的には IT ネットワークの領域の専門家です。このため Web 関連の専門家ではありませんが、IT を生業にしていない人よりは知識があります。その知識・経験をもとにお伝えすると、CDN の導入はハードルが高いと言わざるを得ないです。
- ハウツー的に簡単にできるものではない。前提となる WordPress の構成 (どこのレンタルサーバーを使っているか、独自ドメインを使っているかいないか、独自ドメインを使っているならどこのレジストラーから買ったドメインなのか) が、それぞれ異なっていることが普通だろう。だから、誰かが書いているブログ記事を検索して見つけて読んでみても「よくわからない」となる可能性が高い。これは当然、僕が今書いているこの記事にも当てはまる。
(執筆中。ちょこちょこ書いていきます)