[CentOS] PLANEX の USB LAN アダプターを使えるようにする。(後編)

では、後編です。前編で UT-1000T-U3 を認識させるのが完了したので今度は設定を行っていきます。設定内容は SoftEther VPN サーバーのローカルブリッジ専用のインタフェースとして動作させるための設定です。

ifconfig で eth1 として認識していることが確認できたので、eth1 の設定ファイルを vi エディターで作成・編集していきます。設定ファイルは /etc/sysconfig/network-scripts ディレクトリにある eth0 の設定ファイルをコピーして作ります。

[root@localhost ~]# cd /etc/sysconfig/network-scripts/
[root@localhost network-scripts]# cp ifcfg-eth0 ifcfg-eth1
[root@localhost network-scripts]# ls ifcfg-eth1
ifcfg-eth1
[root@localhost network-scripts]# vi ifcfg-eth1

vi で編集する必要があるのがデバイス名と Mac アドレスと IP アドレスだと思い修正。ローカルブリッジ専用インタフェースとして動作させるため、レイヤー2レベルまで動作すれば問題ないのではと思います。ソフトイーサの公式サイトにも書かれているように余計なプロトコルを動作させなくするため IP アドレスは 0.0.0.0 と設定。サブネットはとくに触る必要はないと感じましたが 255.255.255.255 と変更しました。またデフォルトゲートウェイと UUID は不要と思いパラメータ自体を削除。結果的に以下のようになりました。

[root@localhost network-scripts]# cat ifcfg-eth1
DEVICE=eth1
HWADDR=00:22:CF:F6:E7:A3
TYPE=Ethernet
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=none
IPADDR=0.0.0.0
NETMASK=255.255.255.255
[root@localhost network-scripts]#

ネットワークサービスを再起動させます。

[root@localhost tmp]# service network restart
Shutting down interface eth0: [ OK ]
Shutting down loopback interface: [ OK ]
Bringing up loopback interface: [ OK ]
Bringing up interface eth0: Determining if ip address 172.16.1.2 is already in use for device eth0…
[ OK ]
Bringing up interface eth1: Determining if ip address 0.0.0.0 is already in use for device eth1…
connect: Invalid argument
[ OK ]
[root@localhost tmp]#

already in use といったメーッセージと Invalid argument と表示されますが [OK] と表示されているので動作的に大きな問題はないと判断しています。

これで設定完了です。iPhone から L2TP/IPsec を使って VPN アクセスができたので大丈夫でしょう。ローカルブリッジが正常に機能しなければ、VPN クライアント側 (iPhone) で、IP 設定が行えず通信できない結果になりますので。

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