[RTX1100] デフォルトで設定されている IPv6 アドレスを調べる方法

RTX1100 に最初から設定されている v6 のアドレスを確認する方法について書いてみたいと思います。前回の投稿では Wireshark で RTX1100 の v6 アドレスが見つかりましたと書きましたが、ここでは tcpdump を使って見つける方法について解説します。Lubuntu をインストールした ThinkPad X60 で実施していきます。

まず、ThinkPad X60 と RTX1100 を LAN ケーブルで直結します。X60 側は開いている LAN ポートに接続し、RTX1100 側は LAN1 の1番ポートに接続して確認しました。X60 側 IP アドレスの設定は不要です。なにもしなくても IPv6 のアドレス設定がなされていますが、それを確認するには以下のようにします。

LXTerminal を起動して、ifconfig コマンドを実行します。

keramax@ThinkPad-X60:~/log$ ifconfig eth0
eth0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 00:16:d3:b6:86:3d
inet6アドレス: fe80::216:d3ff:feb6:863d/64 範囲:リンク

〜 以下省略 〜

X60 に Lubuntu をインストールすると、物理 LAN ポートのインターフェイス名は eth0 となるようです。そこで、ifconfig コマンドに eth0 と引数をつけて実行した結果です。inet6 アドレスと書かれているところが x60 の eth0 に設定されている IPv6 のアドレスになります。IPv4 の IP アドレスは設定されていませんが問題ありません。

ここで、tcpdump コマンドを実行します。引数にインターフェイス名 eth0 を指定しています。

keramax@ThinkPad-X60:~/log$ sudo tcpdump -i eth0
[sudo] password for keramax:
tcpdump: WARNING: eth0: no IPv4 address assigned
tcpdump: verbose output suppressed, use -v or -vv for full protocol decode
listening on eth0, link-type EN10MB (Ethernet), capture size 65535 bytes

ここで LXTerminal をもうひとつ起動させます。そして下記のように ping6 コマンドを実行します。

keramax@ThinkPad-X60:~$ ping6 ff02::2%eth0
PING ff02::2%eth0(ff02::2) 56 data bytes
64 bytes from fe80::2a0:deff:fe66:1709: icmp_seq=1 ttl=64 time=1.12 ms
64 bytes from fe80::2a0:deff:fe66:1709: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.760 ms
64 bytes from fe80::2a0:deff:fe66:1709: icmp_seq=3 ttl=64 time=1.38 ms

〜 以下省略 〜

ping6 コマンドの引数に指定しているのは IPv6 のマルチキャストアドレスです。同一のリンクに接続されている全ルータに到達するアドレスです。

%eth0 の部分は ping6 コマンドを実行している Lubuntu のインターフェイスを指定するために付加したものです。これを付けないと ping6 コマンドが実行できません。このように実行した ping(ICMP Echo) に対して返事が帰ってきてることがが確認できます。

この時、最初に起動していた LXTerminal の画面には次のような感じのメッセージが出力されます。

21:32:03.134878 IP6 fe80::216:d3ff:feb6:863d > ip6-allrouters: ICMP6, echo request, seq 1, length 64
21:32:03.135975 IP6 fe80::2a0:deff:fe66:1709 > fe80::216:d3ff:feb6:863d: ICMP6, echo reply, seq 1, length 64
21:32:04.135691 IP6 fe80::216:d3ff:feb6:863d > ip6-allrouters: ICMP6, echo request, seq 2, length 64
21:32:04.136408 IP6 fe80::2a0:deff:fe66:1709 > fe80::216:d3ff:feb6:863d: ICMP6, echo reply, seq 2, length 64
21:32:05.136471 IP6 fe80::216:d3ff:feb6:863d > ip6-allrouters: ICMP6, echo request, seq 3, length 64
21:32:05.137810 IP6 fe80::2a0:deff:fe66:1709 > fe80::216:d3ff:feb6:863d: ICMP6, echo reply, seq 3, length 64

〜 以下省略 〜

注目して欲しいのが、2行目・4行目・6行目です。ICMP echo reply と書かれています。つまり、ping に対する応答パケットになっています。どこから応答が帰ってきているのか、もっと具体的に言えば、どの IPv6 アドレスから応答が帰ってきているのかを読み取れば、それが RTX1100 に設定されている IPv6 のアドレスです。

上記出力 tcpdump の出力結果を見ると、fe80::2a0:deff:fe66:1709 が fe80::216:d3ff:feb6:863d に応答を返していることがわかります。前者が RTX1100 のアドレスで、後者が X60 のアドレスになります。このようにして RTX1100 の IPv6 アドレスを特定することができます。

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