西武鉄道の特急「秩父ラビュー」の車内 WiFi で VPN 接続して自宅サーバーに ssh ログインしてみた。

前書き

今日は 2 月 6 日、日曜日。秩父まで足を伸ばしてきたのですが、池袋駅から西武鉄道の特急電車「秩父ラビュー」にはじめて乗りました。

銀色の車体に黄色のシートが目立っている鉄腕アトムみたいな電車です。

特急券が必要で指定席。車内に座って気がついたのですが車内 WiFi (無料) があるではないですか。これはちょうど良いというわけで、池袋から秩父 (駅でいうと横瀬駅) まで 1 時間ちょっと。その間、車内 WiFi が使い物になるのかどうか試してみることにした。

WiFi 設定

パソコン (愛用している Chromebook) を持っていたのでさっそく車内 WiFi につないでみたところすんなりと繋がった。メールアドレスの登録が必要なくらいでした。

そしてここから VPN 接続です。メールアドレスの登録をしているときにもちょっとした注意喚起メッセージが表示されましたが、いわゆるフリー WiFi なのでしょう。「VPN 等使用することをおすすめします」的なメッセージが表示されました。

ほほう。これは興味をそそられる。車内 WiFi で且つ我が家の VPN サーバーに接続して切れないのか?これが興味をひかれた。

VPN 接続

こちらもすんなりと繋がった。我が家のパソコン (レッツノート) にインストールしてある SoftEther VPN サーバーだ。相変わらず SoftEther は優秀だと感じる。

車内 WiFi + VPN 接続でスピードテストをやってみると、10 Mbps 超えたりとか 3.7 Mbps とかばらつきはあるが実用の範囲内かと思う。これには驚かされた。

電車って当然移動するわけですから WiFi が不安定になることは普通のことだし、それが WiFi を提供している業者からするとチャレンジングだったりするわけですがトンネルさえなければ切れないものなんだなと認識を新たにさせられた。

自宅サーバーに ssh ログインしてみた

車内 WiFi + VPN 接続ができたのでちょうど良いと思い、自宅サーバー x2 台 (両方とも Ubuntu) に ssh ログインし、プログラミング (Python) でもするかーと思いたった。ちょうどコツコツと取り組んでいる個人プロジェクトがあり、それをこの時間に進めようと思ったのだ。

そうすると、フツーに自宅サーバーにもログインができた。し、ssh 接続が切れない。

話が少しそれるが僕が Chromebook を気に入っている理由の 1 つに ssh クライアントが優秀だと感じる点が挙げられる。ssh クライアントではなく OS (Chromebook の OS だから Chrome OS か) が優秀なのかもしれない。具体的には ssh セッションが切れることが殆どないのである。

例えば我が家でなにかの作業をしているとき、僕のメインパソコンは MacBook Pro だから、Mac から自宅サーバーに ssh ログインするわけですが、Mac からの ssh ログインは時間が経つと切れてしまうのです。それに対して Chromebook からの ssh ログインは切れないのです。

たぶん、Chrome OS もしくは ssh クライアントがいい感じにキープアライブを送るなりしてセッションを維持しているのだと思いますが、僕はこの機能がとても気に入っている。だから最近は自宅にいても Chromebook を使って自宅サーバーに ssh で入って作業をすることも増えてきた。放っておいても ssh が切れないからです。

話を戻そう。車内 WiFi + VPN 接続をした上で自宅サーバーに ssh ログインができ、この ssh が切れない機能を利用して ssh ログインしっぱなしにしてみた。そうするとここでも ssh が切れないことが確認できる。

これは WiFi が安定していること + VPN 接続が安定していることに他ならない。なかなか使い勝手が良い WiFi だと実感した。

車内 WiFi は切れたか?

途中、武蔵横手駅の辺でインターネットが反応しなくなったタイミングがありました。秩父ラビューで秩父方面に向かうとき、なぜだか飯能駅で進行方向が逆になりますよね?逆向きになって進み始めてしばらくしてネットの反応が悪くなりました。WiFi の電波は切れませんがネットには繋がらない状態ですね。今どこらへんかな?と思ったら駅を通り過ぎるタイミングでそれが武蔵横手駅でした。

特筆すべきことは、それでも ssh セッションは切れなかったことです。コマンドを入力してもすぐに反応は帰ってこないのですが、しばらくすると返ってくる。

でもやぱり?ではないですが、それからしばらく、横瀬駅到着 10 分ちょっと前あたりで VPN 接続が切れてしまった。そこからもう一度 VPN をつなぎ直したのですが、、、なんと ssh セッションが残っていたというか、復活したというか。この仕組は一体どうなっているのかと思うとともに、Chromebook はすげーなーと改めて思わされました。

そこから横瀬駅に到着するまでの間に短い距離のトンネルが何個かありましたが、そこでは WiFi の電波も、VPN 接続も、ssh ログインも切れることがなく、ほんとすげーなーと。

ただし、横瀬駅に着く直前に距離の長いトンネルがあり、そこでは VPN 接続は切れてしまった。これはしょうがないレベルかなあ。

このとき、自宅サーバーに ssh ログインしていたのはログアウト済みであったので確認できなかったが、VPN 接続の上に自宅サーバーへの ssh ログインが成り立つ仕組みなので、当然 ssh セッションも切れていただろう。

まとめ

というわけで、秩父ラビューにのって秩父方面に向かうときに、車内 WiFi は実用レベルと言って良いと判断しました。車内 WiFi 良し、VPN 接続 (SoftEther) 良し、ssh セッション切れないの (Chromebook) 良し、の三拍子揃いました。

いい仕事してますね、この WiFi サービスは。あの進行方向が逆向きになるのだけはどうにかしてほしいけど。

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